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壁についている汚れを落とす |
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壁がほこりなどで汚れた状態のままだと、塗料がしっかり定着しません。 特にタバコのヤニや台所の油汚れは塗装面の下から油が浮かび上がってきたり、塗装面の剥がれにつながってしまいます。 中性洗剤などを使い塗装を予定している面をきれいに拭き掃除します。 汚れが特にひどい場合はペイントうすめ液をウエス(布きれ)に含ませ拭くのも有効です。 |
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ビニールクロスを補修する |
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ビニールクロス(壁紙)の上から塗装する場合、壁紙が少しでもめくれていると
塗料が乾いたときに壁紙がそりあがり、めくれがひどくなってしまいます。 浮いている部分は壁紙用のボンドで接着し押さえローラーでしっかり圧着しましょう。 画鋲やクギ穴は コークボンド で埋めておきます。 (コークボンドは水性塗料で上から塗装可能な隙間埋め材です。) |
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和室の砂壁や繊維壁を塗装する場合 |
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砂壁や繊維壁は吸水性あり塗れると表面がはがれやすいものが多いので、
そのまま塗装すると、塗料を大量に使ううえ後で剥がれる原因になります。 それを防ぐために、「水性シーラー」を下塗りしておきます。 (水性シーラーは下地を固めてアクや脂分の塗装面へのシミだしを防ぎます。) 塗り方は水性ペンキと一緒です。 こちらを参照→壁の塗装の仕方 |
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和室の砂壁や繊維壁を塗装する場合2(平らに塗装する) |
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和室の砂壁や繊維壁を塗装でフラットにしたい場合は
薄ベニヤ(1820mm×910mm×3mm〜)を砂壁部分に貼るのがお勧めです。 3mmの薄ベニヤだとカッターで何回か切れ込みをいれてカットできます。 微調整はボードカンナやカンナを使うと便利です。 普通のビス(コーススレッド)だと壁がくずれて固定できませんが、 いろいろ試してみてスリムビスだとビスが効くことが多いです。 接着併用だとなおグッドです。 ベニヤの継ぎ目や柱・床等との取り合いビスの頭はパテ処理して、パテが乾いたら サンドペーパーで平らに仕上げます。 |
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パテをこするサンドペーパーは中目(#80〜#100あたり)を使います。 そのまま使うとすぐ手が疲れてしまいます。 ハンドサンダーを使うと簡単に平らに仕上げれます。 ハンドサンダーがない場合は左図のようにちょうどよく切ったサンドペーパーを 手頃の野縁(木材)に巻きつけて使うと便利です。 |
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和室の砂壁や繊維壁を塗装する場合3(平らに塗装する) |
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ウスベニヤを貼って塗装する方法の他にも前面にパテをかけて平らにする方法もあります。 前面にパテをかけて、パテが乾いたら全面にやすりをかけるのですが、 資材代はウスベニヤやスリムビスがない分かすくいくのですが、労力は全面にパテをかけるだけあって大変です。 |
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砂壁や繊維壁でもうすでにヒビが入って仕上げ材が半分剥がれている場所などは、
剥がしてしまい、パテで平らにしあげます。 水をたっぷりスプレーすると仕上げ材が柔らかくなるので、 あとで簡単にカワスキなどで削り落とせます。 浮いている部分を全部きれいに削り落としたらパテでヒビを埋め 平らに仕上げます。 |
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